【経営情報】
本ページは過去の経営情報を再掲載しております。
社長に向いている人の器
マイコミフレッシャーズに掲載されていた若い人が経営者を目指す時に必要な資質についてのコラムです。全部抜粋で以下のHPから紹介させて頂きます。当然、若い人だけではなく現役経営者にも必要な資質です。
http://freshers.mycom.co.jp/
社会人として働くからには、いつかトップに立ってみたい。もちろん、社長になるリスクだって相当なものだとは思うけど、若いうちに社長になった人の背中はまぶしいもの。20代で社長になるにはどうしたらいいの? 誰か教えてー!
今回のちょいたつ(ちょい達人の略)は、28歳でIT・ゲーム関連会社を起業した本橋銀三郎さん(仮名)。順調に売り上げを伸ばして成長を続け、今年で5年目に突入した会社の代表取締役である本橋さんに、20代のうちに社長になる方法と、若手社長に向いている人の器について聞いてみました。
■その気があれば誰でもなれる!?
まず、何をしたら社長になれるのですか?
「社員は自分一人でもいいわけですから、起業してしまえば名目上の社長になるのはそんなに難しいことではありません。また、年間の売上1,000万程度の会社なら、おそらく誰でも作れると思いますよ。ただそこから継続して生き残っていくこと、売上を伸ばしていくことに、世の中の若手社長はみんな四苦八苦しているわけですね」
呼称としての「社長」にはすぐなれるということですね! 問題はその先……。
■社長になってからの喜びとどん底
社長になったメリットとデメリットを教えてください。
「良かったことは、いろんな人が対等に接してくれるようになったこと。それまでもフリーランスとして働いてはいましたが、どこか半人前な扱いだったのでこれはうれしかったですね。苦労したのは、貯金があっという間に無くなっていく恐怖との戦い。特に最初のころは無くなる一方で、資金繰りが大変でした。2年間ぐらいはひたすら休みなく働いていましたね。最近はだいぶ落ち着きましたけど」
周囲の反応が変わった反面、会社を経営する責任ものしかかってきたのですね。相当なプレッシャーだったのではないでしょうか。
■生き残っていく若社長になるには
社長向きな人のポイントは何かありますか?
「社長って、何でも完璧にこなさなきゃいけないイメージがあるけれど、別に優等生じゃなくても務まるんです。僕が思う、最低限社長に必要な5つのポイントは…
(1)度胸がある
(2)適度に寛容
(3)数字に強い
(4)フットワークが軽い
(5)やりたいことがある
(1)度胸がある
仕事の交渉などをするときは、お客さんに対して怯まず、きちんと言いたいことを言わないとだめ。さらにいざというとき社員の尻ぬぐいをしたり、借金を背負ったりすることもあるので、度胸がないと社長は務まりません。
(2)適度に寛容
社長は本当にやることが多いので、当然「やらなければいけないことだけど、どうしてもできない」ということが出てきます。そんなときに、すべてを一身に背負おうと気張りすぎず、適度に周囲に任せられるくらいの寛容さは必要だと思います。完璧主義だとちょっと苦しいかもしれませんね。
(3)数字に強い
税理士の話を聞いたり、社員に支払うお給料を考えたりと、数字を扱うシーンはとても多い。会社の状況を把握するためにも、数字に強い方が何かと有利です。
(4)フットワークが軽い
何にでもパッと飛びついて瞬時に対応できるようなフットワークの軽さがあると、さまざまなチャンスをつかめるようになるはず。昔から「落ち着きがない」と言われているような人はかえって社長に向いていると思います。
(5)やりたいことがある
とにかく野望があること。人から褒められるような夢でなくても、『億万長者になりたい』、『周囲からちやほやされたい』といったような、くだらない夢でもかまいません。何かしらの強い意志があることが大事なんです」
社長になるには、ただ努力を重ねるだけではだめなのですね。5つ中、みなさんはいくつ当てはまりましたか