【経営情報】

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経営者の願望・意欲の低下 30%

 

今から5年程前、中小企業経営者向けの経営セミナーを『デフレ経済下の企業経営のあり方』~銀行取引・財務改善の手法と再建事例の紹介~と題して行っていた。


そのセミナーでデフレ不況の原因として以下の説明をした。

 

①資産価値の下落 40%

・大不況の要因の第一は、バランスシート(貸借対照表)不況である。

・土地、株、ゴルフ会員券の暴落 → 安価で外資購入、売却

 

②中国等からの低価格商品の流入 30%

・1989年のベルリンの壁崩壊が冷戦終結と共に旧共産国へ世界のマネーが流入した。

・旧共産圏において、低賃金での大量生産が可能となった。

・価格破壊が益々進み、商品価格のデフレに拍車がかかった。


③経営者の願望・意欲の低下 30%

・法人、個人問わず財産が1~2年前後で消えた。

・100兆円を超える財政投入でも景気が何故浮揚しない。(特に建設、土木会社は債務返済に充当している) 

・法人企業数255万社の内、80%が実質赤字企業であり、社長の気持ちが後ろ向きの仕事となっている。

・戦後の骨抜き施策は取り返しがつかないことになっている。

・まずは会社の成績表である財務諸表をよくするという決断が必要。


現在、アメリカ金融に端を発した世界経済不安は正にサブプライムローンによる資産価値下落がバランスシート毀損を招き、金融危機となっている。


しかし、日本経済において現在においても「経営者の願望・意欲の低下」が中小企業経営にとって大きな経営不振の要因であることは間違いない。経営者の願望・意欲と言えば抽象的な言い方かもしれないが、やはり中小企業経営は99%トップで決まる!高度成長期・バブル期の栄光と繁栄はもう過去のことである!経営は経営者がこんなビジネスをしたいという強烈な発想と想いを具現化することである。それに共鳴共感してくれる従業員・取引先(売上・仕入)・株主・金融機関をつくることである。